INCEPTION

 やっとこさINCEPTIONのDVDを借りて観た。予告を見たときからこれは劇場で絶対に観たいと思っていたのけど公開当時、心落ち着かずに激しくバタバタしていて気が付いたら終わっていたんだな。
 あぁ、面白かった。「想いの力と現実と夢」が三つ巴になる話は、かなーり好きなので観ていてどのガジェットもすんなり入ってきて、単純に面白かったにゃ。コブ(=ディカプリオ)のトラウマがうまい具合に話を複雑にしていてドキドキ要素UPでさ。ラストシーンのあのナニの危うい感じもフフフって感じで好きだな。
 いや、しかし三宅乱丈のペットと共通点がいっぱいあるね。学術的にはよくは知らないのだけど、深層心理学的要素が盛り込まれるとそーなるってことかしらん?ふむ、興味深い。
 「想いの力と現実と夢」っつうのは、私が激しく敬愛する小説家・神林長平のいろんな作品にも登場するわけで私の中のテーマの一つとしてがっつり根付いている。って、何のテーマなのか自分でもあんまりよくわかってはいない(笑)のだけど、「現実と真実と事実」ばっかりを突き詰めて考えていた時期の私はこの地帯にクラクラしていた。ほんと、何が現実なのか自分で自分が信じられないっつうかさ。映画の中でもでてきた「他人は知りえないたった一つの真実」ってやつを思いっきり否定されて、そこを否定されると自分の根底が崩れ落ちるわけで、ありゃぁ結構大変なことだったな、と。アハハハ、正直狂ってしまった方が楽だなって思ったね(笑)
 
 さて、もう一回観よっと。