After the rain.


 昨日は、国立劇場伝統芸能情報館で2月から開催されていた「琉球王朝の華「組踊と琉球舞踊」〜国立劇場おきなわ収蔵資料を中心に〜」が最終日ということで、また行って来た。月曜の昼間ということもあって、殆ど人はおらず。
 そんなわけで、奥のシアターで上映されている映像を大画面で殆ど独占状態で観れました。ラッキー!組踊りの説明をした映像資料が興味津々で。題材は「執心鐘入」と「二童敵討」。私も一番見ている演目です。その中に太鼓の説明があり「執心鐘入」の最後の鬼女と座主たちが戦うシーンを島袋光史と大湾清之が実演している映像で、リピートとして観ちゃいました。しゅげー、鳥肌。生きていらっしゃるうちに生で体験してみたかったでございます。

 私が生まれて初めて組踊を見たのがここでの「執心鐘入」なので、生まれたてのヒヨコが初めて目にしたものの後をくっついて行く感じで記憶に刻み込まれているんでしょうかね。笛と太鼓のコラボでシーンを表現するって能みたいって思ったことを今でも覚えておりまふ。能管じゃなくて普通の笛であの音なんだとか。

 写真は、昨日の虹。国立劇場を出ると入った時には快晴だった空は、どんよりとして冷たい風が吹き荒れ初めていて。こりゃ、やばいんじゃねと家に戻ったら豪雨。濡れながらなんとかたどり着いてしばらくしたら現れた。いやぁ、見事でございました。バックの空はこんなに青じゃなくて、もっと灰色などんよりだったのですがPentaxQの鮮やかモードとかってのを使ってみたらこんな感じに。あざとい色味でごめんなさい。