ラスト沖縄Day




 去年の夏以来のダイビング旅のラストは、ダイビングとは全く関係の無い世界へ行ってみようの巻だった。
 だって、国立劇場おきなわでは「男性舞踊家の会」なんて面白そうな演目がかかるわけで、丁度近いところに居るってんだからそりゃぁ観たいでしょ。踊る人たちも地謡陣も私的には、結構、いやかなりおなじみな人たちばかり。おきなわの国立劇場は、3月頭以来だ。

 クイーンの1便でとまりんへ戻り、とりあえず買い物だと牧志へ。座間味へ渡る前に目を付けておいたお店を回ってミニマンゴーだとか、パッションフルーツをごっそり買い込み実家へ送る。ふぅ、ミッションその1クリア。その後、友人に頼まれた買い物がてら自分のものも。って、食材ばっかりww
 そんなわけで順調に荷物がヘビーになっていく。島を出るときは結構軽くした筈だったのに…、あれれ?そんなわけで、やはりカフェストへ行ってアイスこーしーで一息。ムアっとした熱気の溜まるすーじ小からふと見上げると、泣きたくなるように真っ青な夏の空が見える。東京は、まだ梅雨なんだよなぁ…帰りたくないよぅと、ささやく声がする。

 ランチは、海山味で「さしみ定食」にしてみた。さすが鮮魚店直営、リーズナブル!そんなわけで味噌汁をあら汁にあっぷぐれーどしてみたよ。イラブチャーの刺身は、今回はありつけて無かったのでやった〜!できれば、酢味噌で食べたかったかもと、贅沢なことをつぶやいてみる。2周年記念とかで、「マグロ切り落とし」か「マグロてんぷら」がお土産に。旅行者的に「マグロ切り落とし」は無理なので、天ぷらをお土産に頂きました。わぁい!

 時間もいい感じになったので、浦添方面へいそいそと。荷物が凄いことになってるけど、ちゃんと中のカウンターで預かってくれた。そんなわけで「男性舞踊家の会」、あっという間に終わった感じがしたけれど、なかなか見ごたえあって面白かったでございます。女踊と二才踊を交互に、一部は古典、二部は雑踊って感じで。6月は女性の舞踊を結構見ていたので、やはり骨格と筋肉の違いってあるよなぁとか思いながら動きを感じてみたり。天川は音楽的にも凄〜く好きなので、阿嘉修で観れておぉ〜と。舞台だと大きく見えるんだな。この人のいろんな踊りをもっと観てみたい。今回の演目だったら収納奉行とか。
 佐辺良和の日傘踊りは、わぁおと言う感じでちょっと新しいモンを観た気分。目線と表情と動きの一体感というのか、観客が観てるということを意識したエンターテインメントしてる感じがなるほど〜と、今まで見たものをいろいろ思い起こしてみる。ふむ。そーゆーキャラなのかも?あ、演出?
 ラストの太鼓ばやしは、迫力あってカッコいいぃ〜!!3月の国立劇場で観たのとは、一味違った感じがした。なんだろうやっぱ気迫というか、迫力というか何か違うんだろうな。3月のはカッコイイもあるけど、やはり「美しく」が前に出ている感じで、今回は切れのある迫力が前面に出てる印象だった。
 つーか、阿嘉修が囃子を凄〜く楽しそうに入れていたのが印象に残ってて。で、宇座仁一は何故踊るときはちょっと困った眉な感じの表情なんだろうとか、川満香多をみる度に誰かに似てると思ってて、今回「あ、かねてっちゃん!」と思いついてみたりとか、東江裕吉は直線より曲線の動きなのか?とか、どーでもいいようなことを見てる私が常に横に居て…。いっぺんにいっぱい舞台に居ると誰を見ていいかわからなくなってしまう。てか、全ての人を等しく観たい。人数分観察する目と脳みそが欲しいわぁ〜(笑)

 出演者の人たちもさることながら周りのお客さんたちの反応とか、お喋りとか、つっこみとかもうそりゃぁすべてひっくるめて面白かった。いわゆるそっち方面の年季の入った方たちが、ごっそり客席にいるようで…以下略で。びっくりなコメントが周りで飛び交っておりましたよ。きゃー、コワイ、コワイ!!

 面白かった〜、ええもん観た〜、さて空港へと出て来たら出口で知り合いにバッタリ。まぁ、居ても不思議じゃない人たちだったので、やっぱり来てたねぇ〜と。世間は狭いというか、沖縄は狭いw
 丁度10日間の沖縄離島遊び。締め括りは、やっぱりここなのかぁという私の今。西表で、座間味で、そして那覇界隈で、沢山のかたの御世話になりました。感謝しきりです。ありがとうございます。お蔭さまで、とっても楽しい沖縄滞在でした。毎度、毎度、新しい出会いと驚きの連続で幸せだなぁと噛みしめて、まだ梅雨の開けない我が家がある場所へ戻りました。また、お会いしましょう〜。

 そういえば今回、ぜんざいが未遂に終わりそうじゃぁと空港のレストランで頼んでみた。なんだか、とっても残念だった。ションガネ〜