船と宮の大きい二日間

 さてはて、6月になってしもうたけど先週のことを忘れないうちに日記的に記録。きわめてぷらいべぇとな感じで。なので激長文。まとまりが無い。思いつくままモード。

 ってなわけで、24日(火)に花いちぜん@大船、そして25日(水)にうさぎや@大宮であったよなは徹のLiveにそれぞれ三絃的友達を誘って行った。誘われてご一緒してくれた友よ、ありがとう。楽しんだかい?もちろんだよね。

 全体的な雑感。今回はウエサトモトシというシンガーソングライターのギター弾きの唄うたいな人とカップリングっぽい感じの仕立てのツアーだった模様。サポート・ギターに、1月のKOZA@名古屋にも来ていた嘉手苅勝氏。
 よなは徹のLiveは、1月のKOZA、2月のMOD'S以来なわけだが、やぁ、二日間とも楽しかったね。面白かったね。やってる人たちも楽しそうだったね。良かった、良かった。正直MOD'Sで見ていた時は、「ん?やってて楽しいの??」って思うことが結構あった。見てるこっちも緊張してしまう感じで。でも、今回はたーのしかったねー、いっぱい笑って、いっぱい叫んで、開放させて貰った。ありがとうございます。

 さて、2Daysな花いちぜんの二日目。初めて行った花いちぜん。駅でS郷さんと待ち合わせてたのだけど、改札を出たらK君発見そのうち嫁のY姐も登場。Y姐とは新宿から同じ電車だったみたい。やぁ、あの時間の新宿湘南ラインは結構混んでて横浜まで座れなかった。ギプスをした足をかばいながら揺れる電車は結構つらひもんがあるんやね。
 お店はウッディな感じの隠れ家っぽいおいしいお酒と音楽提供しまっせ〜なBar的な感じ。おりしもBGMは、サントリーのCM曲集かなんかでウィスキーを傾けたくなる(いや、オイラはそんなの飲めないけど)だね。酒と紫煙と音楽、止まり木に止まるオヤジが傾けるグラスの氷がカロロ〜ンってイメージ。分かりやす過ぎますか?ウハハハ。

 そして、なじぇか沖縄テイストな料理の数々。おもろい。いや、どれもボリュームたっぷりでおいしかったなりよ。そうそう、「川平湾」っていうカクテルを頼んでみたら、キレイな色でおいしかった。女子的にキュンとくる感じ。なんだっけ、泡盛とマンゴーとシークワーシャーとブルーキュラソーとなんかだったっけ?

 OPENING、徹はきれいな緑の着物で登場。どんなかはココに写真があったよ。光沢のある常盤緑か、松葉色とかそんな周辺の色。
 一曲目、まさかの伊野波節。おぉぉ〜〜〜!!にゅふぁちゃん!!ドキドキしちゃったよ。唄は、「花や咲きすれて 黄葉になるまでも かはるなよ互に もとの心」っていうのだった。♪伊野波のぉ〜か、♪あわぬ夜の〜しか覚えて無かったので家に帰って譜面を調べたよ。
 「ちば」は「黄葉」だったのな。「千葉?なんで千葉?」と現場で思ったオイラがアサハカでしたww ま、おかげで「花や」が確定できたのだけど。これもいい唄ですの。
 そんで、秘伝仲風。おー、生で聴くの二回目か?もとの仲風とはじぇんじぇん違うのな。いろんな古典の唄の本にこの唄が生まれた背景とか書いてあるけどやっぱさ、当時の琉球音楽シーンでは宮廷音楽が最先端だったわけで、ファッションだって、音楽だって、料理だって、なんだって最新モードが生み出される場所だったんだよね。そんな妄想が楽しい宮廷ライフ。モーツァルト的アヴァンでPopなスターは、誰だったのかな。調べて妄想してみよう。ウヒヒヒ。

 勝氏とウエサトモトシを呼んで徹は古典二曲となんか一曲やった後退場、その後ウエサトモトシのLiveに。一緒に行ったS郷さんが「かわいいねぇ、女の子みたい。女の子じゃないの?」と何度も言ってきた。最初の登場の時はともかく、その後唄っても喋ってもまだ「女の子みたい」って言ってたよ。アハハ。いや、喋る声とか歌声とかしっかり男でしょ?ww タイトルとかじぇんじぇん覚えれてないんだけど、「怖くないよ」とかなんかそーいうメッセージ系ソングが多かったかな。ウエサトモトシの唄声が誰かに似てるなぁ〜と、ずっと考えていたんだけど思い出せまへん。西新宿の会社に行ってた頃、有線からしょっちゅう流れていたJ-POPの人なんだけど。(人生で一番J-POPを聴いた=半ば強制的に、日々だったなや)

 2部の「夜明け」では、なんとよなは徹がウエサトモトシのギターを借りて弾きながら唄ってた。でも、途中でなんどもマイクに頭をぶつけてたねーww 手を見たいは、唄わなきゃで忙しそうだった。でも、楽しそうだった。カッコ良かったよw
 ギターを借りた時、シールドが抜けかけてたのかディストーション気味の音になっちゃって。それをすかさず拾ってマサル氏が、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロを♪ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャジャッジャジャーってやるわけで、会場盛り上がったのに叫んだだけで終わりだった徹。ざんねーん!!(笑)
 そいや、梅雨入り宣言してたねぇ。「新良幸人になりかわりまして〜」ってww したら、3日後本当に関東は梅雨入りしちゃったよ。まだ5月だって、早すぎだっての。オメーのせいか?ww
 マサル氏は、さすがに5日目ともなるとややお疲れ気味の気配ww 唯一の40代。
 アンコールで、YesterdayとLet' it beをやったりしてなかなかの盛り上がりな大船の夜であった。S郷さんが家のことが心配でアンコールの途中で帰ってしまったのがちょっと残念。S郷さんも花いちぜんが初めてだったのだけど、家からわりと近いところにこんなお店があると知って喜んでいた。その後会ったS郷さんは「6月の普天間かおりのLiveに行くことにしたよ〜」って。誘って良かった!

 そんでツアー・ファイナルなうさぎや@大宮。前に来た時は寒かったなぁ。月が煌々と照らす参道を歩いて夜中に熊手を買いに行ったなぁ。あれから半年。いやぁ、振り返ってなんだこのオイラの人生の濃厚で濃密でおったまげでぶっとびな日々。まだまだこの日々は加速して行きそうな2011年。ありがとうございます。ホンマ、私は幸せモンです。楽しいことも辛いこともどんなこともすべてが大変に面白いです。最近、どこかで目にしてそうだよねと大きく頷いたことは「出るが先で、入るが後」ってこと。出かけたら、入口が開く。入口が開くのをまってても開かないんだよね。出かけて動くと開くみたいなこととか、開放して手放して場所を開ければ、新しいことが入ってくるとか。留まっててはいけない。流が滞るとなにも進まなくなる。根が怖がりで引っ込み思案でうじうじしてて、ついつい首をちぢこめて尻込みしてまう私なんだけど、ちょっとの勇気とやる気とハッタリで一歩を踏み出すことで開くめくるめく世界へ飛び込む快感。やー、鍛えられてますのぉ。細かいことに意味なく捕らわれる罠を抜けたりとか、そういうのは上手くできるようになったし。強くなったよぉww
 魔法の言葉は、「ま、いっかっ!」。空に向かって呟いて、全てを吐き出す大きなため息を一つ。そして、前に踏み出す。これで、結構いろんなことがうまくいって進みだすんだな。過去を振り返って反省して先につなげるのは大事だけど、過去は変えられないからいつまでも捕らわれてたら時間がもったいないわけで。

 うさぎやLive。花いちぜんとは違ってここは広いステージスペースに照明まであったり。お客さんの数も3倍くらい入るし。Liveスタートの時間になっても、K岡さんが到着しなくてそっちが気になって最初何をやってたのか…。「なんとか舞方」みたいなのやってたっけ?ウエサトモトシは、ステージに慣れている感じ。お客さんとのコミュニケーションも盛り上げ方もうまくて、素でああいう感じなんだとも思うけど。アハ。
 とても印象に残ってるのは2部の最初の「伊野波節」。いやー、凄かった。びっくりした。今まで気づかなかったことが、いっぱい見えた。声が上から下から、まっすぐ投げたり変幻自在なのが見えるようだった。説明を聴いても??だったことが、「そ、そおかぁ〜!」とめちゃくちゃ勉強になった。いやぁ、いつの日か自分もああいう風に声を操れるようになるのかしらん、もっともっと精進しようと思ったす。っつーか、今までオイラ何を見て、聴いていた??やっぱ生で見るって面白いね。ありがとうございます。ふふふ、今月の人間国宝セット販売の会も楽しみだ。
 ツアーラストなのもあって、後半どんどん盛り上がってよなは徹がいい感じに壊れていく。あひゃひゃ。アンコールの時だったけかな?「何やる?ボクが出来るのだったら、なんでもやるよー」と客席に向かっ言ったら、近所にいたオタクっぽい兄ちゃんがすかさず「Blogの更新!」と。アハハハ。それに対する答えが「え?もろびとこぞりて」だった。爆笑。腹いてー。なんか、面白すぎてこのシーンは強烈に覚えている。「イエロー・サバニ」も、ナイス。♪ワッター おとぅの 美らサバニ!(ヘイッ!) って、すっかり頭にインプットされちゃったし。
 あー、書いているといろいろ思い出してきた。あんな曲や、こんな曲や、こんなお遊びや、あんなお遊びも飛び出したね。ヌフフ。楽しい時間をありがとう。一緒に行った友人たちも、すっごく楽しかったと言ってくれたし誘って良かった。ありがとう、よなは徹。ありがとう、ウエサトモトシ。ありがとう、嘉手苅勝さん。そして、お店の人たち、一緒に同じ時間を過ごした皆様。また、御縁がありましたら楽しい時間をご一緒に、ヘィ!

 どーでもいいことだが「ウエサトモトシ」という名前は、最初覚えにくかった。どうしても「うえもと さとし」という音の並びが先に浮かぶわけで。ま、大和と琉球の育ちの違いの脳みその経験値的帰結か?ww 覚え方として、スルっとしない感じと思っておけば間違いない。
 まとまりのないまま終わる。あー、お腹すいた。ご飯食べよう。