七夕の夜は、「七夕なのに恋人とも過ごせないさみしい人ようこその巻」だったww

 ほへぇ〜、梅雨明けほんまにしたんやね。今日もめちゃくちゃ暑かった。秘密兵器のお蔭でなんとか熱中症にはならず。良かったなぁ〜な、一日だった。記憶が薄れないうちに書いておこうっと。と、いろいろ記憶を反芻していたら次から次へといろいろ蘇ってきて、細くなる一方の記憶のシナプスの連結がグググ〜っと太く活性化。うひっ!!

 さて、そんな七夕の夜はうさぎや@大宮にて新良幸人 with サンデー」のLiveでございました。そりゃ、行くでしょう。間違いなく。

 今回は三絃的友人のアラ還なおじさまOさんとおばさまM女史を誘ってみた。私の何倍も沖縄の音楽に長く触れている人たちなのですが、最近はLiveとかあまり行って無いというので誘ってみた。私が三線を始める前から幸人のLiveとか行っていた人たちなんらね。
 いやいや、かなり堪能していただけたようで誘って良かった〜。やっぱりね自分がいいなって思うものは、いろんな人と共有したいと思ってしまうのだ。ほっといても行くという人たちダケでなく、こうやって誘ったら来るような人をどんどん自分が面白いというモノに誘ってみたい。そうやって、楽しい時間を共有できる人たちが増えたらいいよなぁなんて思うのだな。今度は、こんなのあるよーってまた誘ったり、その誘っていた人たちから反対に私が誘われるようになったり。

 今回はwithサンデーモードだったのだけど、それは名古屋の58Moon以来でさ。今回感じたのはサンデーの太鼓って、下からがっちり支えて土台を固めてるどっしり感があっていぶし銀でええなぁって。家で言うと基礎と屋台骨と梁をがっちりとサンデーの太鼓がささえて、その上に幸人が自由に壁を作り、屋根を作り、窓を作りって感じでさ。その幸人との絡み具合がたまらんのねー。と、改めて思ったでやいびーたん。(っても、やっと3回目なんだけど)
 もちろん幸人ONLYもそれはそれで、その良さはグググーっとあるわけですが。

 やぁ、やっぱり夏は太鼓があるといいね。お祭り気分もプラスされて、高揚感があると思わないかい?太鼓の音はなんというか脊髄を這い上ってくるというか、動物脳の根源に響くっつうか。2001年宇宙の旅で骨でたたく猿じゃないけど、人類が一番最初に気づいた楽器が打楽器じゃないんだろうかって思うよね。古いDNAが共鳴するっちうか。そんでもって「夏と太鼓」。これは、やっぱり祭りのDNAっすかねww 冬に聴いた(1月に名古屋でな)時にはいまいちそんなことは感じなかったし。

 今回のOPENINGは、「渡りゾウ・瀧落菅撹」からですた。Oさんと、うひょっと指さし確認。オイラ達的に超タイムリーでwww
 そんで「白保節」だったんだけど唄い出しが「白保村〜」じゃなくって「今日の日の…」とかってやつだったよ。イントロで白保節間違い無しだったのに、唄が「しらふ〜」ってのと違って「およっ?」って記憶に残ったわけで。なんか、おめでたいモード用とか?「今日の日の〜」って唄い出しってなんかそんなのが多い印象ということくらいは、最近分かるようになってきた?かな?かな?www
 そんで「桃里節」。♪ヨーサーティヨー イーヨンナー。こないだ石垣島ドライブをしてて、桃里を通過して「おぉ、ここが唄の場所け?」とiPodに入っている「桃里節」を聴いたっけね。そんな感じで八重山モードが続いて、M女史とその辺りのお稽古を思い出したりに花が咲く。

 中ごろで船浮音祭りの話が始まったわけで、そうそうと。いつかめちゃくちゃ売れて「あの人に会いたい」に出れたらカマドマさんを探して欲しいと頼みたいんだと。アハハハ。
というわけで、「まるま盆さん節・殿様節」ですわよ!あぁ、船浮のLiveがまざまざと蘇るわけで。はぁ〜、西表行きたい。オガン潜りたい〜〜。最近、らちーく号ってばオガンによく行ってるみたいで透明度50mの世界だそうで。やっぱオガンは真夏やな。9月行っちゃう?

 そんで「ファムレウタ」で、第一部終わりだった。終わる前に他にもやったっけな?はてな??
 この唄の唄い出しの「前の浜」は、こないだ行ってきたばかり。明るい月夜の浜と、しずかな朝の浜と。日曜なのに遊ぶ童を探してもおらんのよね。白保。アハハハ。ってか、白保でぜんぜん人に会わないのはなんで?って、くらい人がいませんですた。暑かったからかもしれんが。ええ、月夜だったのになぁ、とかって話をM女史にしたら「危ないから、そういうことはしないで頂戴」と、きつくお達しが。あ、危ないかなぁ…。オイラ、そういうところに行く時は三線と飲み物くらいしか持たなくて金目のもん持ってなさそうな、かなりゆるゆるの恰好だしなぁ。真っ暗な道を月明かりとかで一人で歩いてるのとか、結構好きなんだけどなぁ。あ、そういえば何年か前に西表でDSまで歩いて向かってたら、後ろを歩いていた他のゲストに幽霊だと思われたことがあるんだった(爆)「ライトも灯けずにフラフラ、ヒラヒラ歩いているから出たか!って思っちゃったよ〜」って。ぐはぁっ。

 後半は、エイサーモードでスタート。夏だなー。
 今年の旧盆はびったり沖縄市滞在なオイラ。夜な夜なあちらこちらのエイサーを見て回る計画が脳内で渦巻いております。平敷屋のが超観てみたい〜。ヨウツベで観て、うっぴょ〜って思った。ありゃ、見なきゃ!!生で観たい。道ジュネーで観たい。
 仲順〜久高〜いちゅび小だったのだけど。いやーん、なんですかこのいぶし銀のようにドスンと渋いエイサーメドレーは。めっちゃくちゃに超カッコイィ〜♪サンデーのハヤシが渋くてビリビリしたよ。うひょひょひょ!!オイラもあんなハヤシが出来るような立派なオヤジになりたいです。あぁぁ〜ん、こんなの聴かされたら惚れ直しちゃうってもんだよね。ええなー、このコンビ。巷で聴くのは、やっぱり前へ、前へっていう前のめりなノリが多いのだけど、この腰の据わった感じが痺れたなぁ。やっぱ、これは若造には出せない世界かなww

 なんか、唄の師匠=幸人父から恋の手ほどきを受けたみたいな話してたね。野イチゴのたとえで。父ちゃん、強気〜!!超近距離をタクシーに乗ったら鼻で笑われたそうで。そんな綾蝶の前フリもあったね。ニヒヒ。

 そんで「花」特集。だったよな?
 そうそう、夏花をしっとりと始めようとしたら奥の厨房から「トン、トン、トン、トン」ってリズミカルな包丁の音がいい感じに響いてきて。唄い始めたけど、笑って一端中断ってのがあったね。「切るならこのリズムに合わせて切って〜」とかって、やってみたりwwなんてステキな演出!!うひひひひ。

 西武門やったねぇ〜。うっとりですた。これも結構切ない唄なんだよね。そういえば、唄の意味を研究していっぱい解説してる某サイトの西武門をひも解いたら、なんとコメントのところにOさんのコメントをいくつも発見!!唄の意味の取り方についてでさ。ひぃ〜、さすがOさんだ。そんなOさんは前半が終わった時「まだ調子出てないんじゃない?それに三線の音がなんかクリアじゃなくてあんまり良くないよね」と言っていた。んんー、確かに言われてみるとそうかもって。で、確かに後半では三線の音がいつものクリアな感じになってて。それはOさんも感じてて、後半はどんどん唄も良くなっていくねぇ〜、調子良くなってきたんじゃない?と笑っていた。

 最後は、浜千鳥と見せかけて加那ヨーという。唄の途中も浜千鳥の唄持ちやったりするわけで、いやぁ〜ん、その技もーらいってか。家に帰ってすぐ真似してみちゃったね。たのしぃ〜〜ww そうだよね一絃を使わなかったら弾こうと思ったらそのまま弾けるもんね。そんで、加那よーとくれば、島尻天川で。本調子に調弦を直している音を聴いて、やっぱり反応するのはM女史。にやりと「おっ!来るか!」と言ったので「はい」と頷き返す。島尻天川が大好きなM女史は、立ち上がって食い入るように観てらっしゃいますた。自分が今までやってたのは、なんだありゃ、一体!!これだよ、こうでなきゃ!さっそく、明日家でやってみると、幸人の超色っぽい島尻天川にいたく感銘を受けたようです。まぁ、おいちい泡盛にもたっぷり感銘を受けてらっしゃいましたがww そうなのだ。幸人の加那ヨー・天川は、色っぽいのだな。っつうわけで、この2曲が来たら終わりじゃよね。あー、楽しかった。面白かった。超気持ちよかった。そんな夏の七夕の夜でした。帰りの電車でも一緒に行った4人でずっと唄三線的話で盛り上がり。
 七夕を一緒に過ごす恋人がいなくても、こうやって素敵な音楽に酔いしれて、楽しい人たちと酌み交わせればそれでいいんじゃねと。そんな素敵な時間と場を提供してくれた新良幸人とサンデーとうさぎやの人たち、そして一緒に楽しんだたくさんの人たちには、感謝でございます。ほんま、世界に感謝。皆様、ありがとうございます。