電解次亜水

 歯医者で、とりあえず使ってみてと「電解次亜水」という水を頂いた。

 最初はアルカリでぬるつきとかを分解し、そのうち酸性になって殺菌するという説明だった。口をゆすいでいる時に菌がいたりすると泡が出て塩素臭がするとも。なんだ、そりゃ?
 消毒で泡が出るったら「オキシドール」を思い浮かべるわけで。オキシドール過酸化水素を薄めたやつだよね、確か。で、この水は名前に「次亜」って付いて塩素っつーとしょぼい知識で思い浮かべるのは「次亜塩素酸ソーダ(ナトリウム)」ぐらいしかなく。石鹸を作ったり、掃除に使ったりする強アルカリだからそれは口に入れれないじゃろって思って調べてみたら、

電気分解によって生成された次亜塩素酸ナトリウムを含む水溶液で、食中毒菌等に対して優れた殺菌力があります。(Denkaisui.jp)

 おおぉ、やはりそれだったか。水道水に食塩(ナトリウム)を加えて電気分解して作るんだと。100%の次亜塩素酸ナトリウムは、白い結晶だから手についたりしたら、皮膚が解けてぬるぬるぬるぬるぬるぬるになって酷い時はやけどになっちゃうくらいで、お酢とかクエン酸などで中和しないと取れないくらい強いけど、これはph8くらいの微アルカリということなりよ。(んんー、「次第に酸性になる」ってところがまだ納得いって無いんだけど、殺菌・消毒にええそうなので歯磨きする時とかに使ってみることにしまふ)

 なるほそねー。

 食品業界だとか、医療業界だとか、衛生を気にするところでは結構使われているんだね。そんなものがあるなんて、全然知らなかった。

強酸性電解水は陽極と陰極が隔膜で仕切られた二室型電解槽、微酸性電解水と電解次亜水は隔膜のない一室型電解槽を用いてつくられる。
図1に強酸性電解水の生成原理を示す。陽極では、水(H2O)から酸素(O2)と水素イオン(H+)、また塩素イオン(Cl−)から塩素(Cl2)が生ずる。生じた塩素は水と反応して次亜塩素酸(HClO またはHOCl)と塩酸(HCl)となる。その結果、酸性化し、溶存酸素(DO)と酸化還元電位(ORP)が上昇し、有効塩素濃度が20〜60ppm に達する。
なお、陰極では、水(H2O)から水素(H2)と水酸イオン(OH−)が生成し、水素は溶存酸素と反応する。その結果、DO とORP が顕著に低下し、高アルカリ性(pH11〜11.5)を示す強アルカリ性電解水が生成する。
一方、両極間に隔膜のない電解槽で無隔膜電解すると両極の反応生成物が混和するが、電極の触媒能を反映して陽極と陰極の電解生成物のバランスが H+よりOH−の方に傾くために生成する電解水は弱アルカリ性(pH 8〜9)を呈する。この電解水次亜塩素酸ナトリウムの稀釈液と同等と見なされ、電解次亜水と呼ばれている。これに対し、2〜6%塩酸水を被電解液とし、電解水のpH が5〜6.5 になるように工夫しているのが微酸性電解水である。なお、pH 調整剤添加食塩水(<0.1%)を無隔膜電解してつくる微酸性電解水もある(表1)が、現時点では規定に合致しないため食品添加物として扱われていない。

電解機能水の現状と将来

へー、電解槽の構造で違うんだ。電気と電子とイオンの世界か。っつーか、日本機能水学会ってのがあるんだ。例のナノクラスターの水もこの日本機能水学会関係かちらんね。