岡本公園民家園にてとぅるるんてん!

 さて、記憶がまだ鮮明なうちに記録しる。覚えていることを思いつくままモードでヨロ。

 ちうわけで、今日は照喜名朝一氏のワークショップというのに参加してきた。いやぁ〜、めちゃくちゃ楽しかったぁ〜!!すんごく面白かった!あ、いえ、大変にありがたく勉強になりましたです。はい。

 写真の岡本公園民家園という古民家が会場。こんな林の中にあったら昨日の台風で折れた枝や、ちぎれた葉っぱがてんこ盛りになっててもおかしくないのだけど、とてもきれいになっていた。外では庭師(?)っぽい人がまだ作業しているわけで。そんなことを思いながら受付を済ませる。土間で靴を脱いで、三線をケースから出して持って座敷へ。座布団がダーっと並べてあり、好きなところに座れた。
 茅葺屋根がとてもきれいなのだけど、この夏に葺き替えたばかりだそうです。どうりで。こんな素敵な古民家でのワークショップに参加できて本当に嬉しい。神様ありがとうございまする。参加者で三線を持ってる人は半分いるかいないかだったかな。そうそう、胡弓の人が一人いたよ〜!!

 挨拶や紹介があった後、登場した照喜名先生はいきなりつかみで民謡を歌われました。以前、沖縄人大会があった時に歓迎のために作詞・作曲した曲だとか。♪いちゃりばちょーでー めんそーれ、めんそーれ沖縄へ〜 って感じで。(そこしか覚えてないww)

 かぎやで風は、三線持ってる人もみんなで一緒に唄いましょうと。おぉ、もういきなりですか?と、調弦になるわけですができない人たちの三線は照喜名先生自らが調弦なさってくださっていました。いいなーww
 それぞれの曲を唄った後には、その唄がどういう意味で唄われているか、そして何を心に思い描きながら唄ってるかというお話がありました。えーと、この時は「蕾でをる〜」が3回も繰り返されていて、3回も繰り返す唄はあまりない。それだけ、おめでたいことを唄ってるってことだったかな?かな?オボロゲ〜

 そんで、恩納節は先生だけで。恩納岳のぼて〜のやつだった。前に安冨祖流の本歌がこれだよ〜みたいなことを聞いた覚えがあったので、おぉ、やっぱりだと思いながら聴いていました。終わってから恩納岳と松林の説明がありましたね。その松の木は戦争中に防空壕を支える柱として全部切られてしまったとか。あれ、なんだっけ?嘉手納基地の弾薬庫が…、えーと。後で調べよう。

 辺野喜節は、またみんなで。譜面が無いので先生の手を見ながら唄ってたのですが、私の知ってるのとはちょーっとダケ違う部分もあったりして、なるほどねぇと。ま、もちろん唄も違う部分があるので聴きつつ合わせつつ唄いつつ。面白〜い!!
 そうそう、照喜名先生は左手の動きが凄く雄弁です。唄に合わせて踊ってる感じで。
 伊集の花の美しさを愛で、自分が伊集の花だったらもっと白くきれいに咲きたいわという思いを込めてる唄ですよという素敵な説明でした。辺野喜節は楽曲的にもとても美しい唄だと勝手に思っているので、この説明はかなりうふふ♪でございます。いーじゃねーかー、唄なんてつまる所は妄想劇場なんだからさ。その妄想を人様に伝染できれば本懐を遂げたも同然でございますよ。(←用法が間違ってるww)

 その後は、配られたテキストの模範演奏。十二運指法とか、十六運指法とかがテキストに書いてありまする。早弾きの練習と、掛け音を使う練習と。ぬおー、これはやる価値大あり!!さっそくやります。わーい!!

 あれ、どっちが先だったか忘れたけど一応「バチの持ち方」とか。バチの振り方講座もありました。絃を全部鳴らすようにジャーンと上から、下から。その上下運動をずーっと繰り返して。だんだん早くしていって、最初は開放絃でやってたけどそのうち三絃をいろいろ押さえてみたり。七を抑えてジャカジャカやってる時に、いきなりそれに合わせて唐船どーいを唄いだす照喜名先生。なんだかデジャブww
 5分くらいやってたかな?右手がリズムを作るから〜って。大変に面白かったです。いいなぁ〜、こんな先生にも習ってみたいww

 そして、みんなで安里屋ゆんたを大合唱。おほほほほ。
 その後、突然「仲風節」のリクエストが。気さくに応じて下さる照喜名先生。この曲を世の中の人みんなが知れば、戦は無くなると思っているということだった。初めてこの曲を習ったときからそう思っていると。生で、目の前でこれが聴けるなんて。ありがとうございます。

 「飛び入りの人がいまして〜」と、どうやら踊りたいという人達がいるらしい。で、始まったのが加那ヨー。3名が手拭を持って庭で踊ってました。ステキ〜♪(あ、衣装は無くて手拭だけね)
 これで終わりです〜と、そんな盛りだくさんなワークショップだったのですが、まだすんごいおまけが待っていた!!ありがたいことです。最後に質問コーナーがあったのですが、その時に伊野波節の話になって「じゃ、無蔵つぃりてぃ〜からでいい?」と披露していただけることに。
 伊野波節は、3オクターブの音域で唄うのですがその3オクターブの声が出れば沖縄の唄はすべて唄えるからこの曲を新人賞の曲にしているということでした。下のソから上のソまでが沖縄の音階だそう。そーなんだ!一息で唄えるように訓練しましょうとも。


 ふぅ〜、こんな感じの濃厚な一時間だったと思われ。多分、こんな感じだったかと。(画像は、MXTVが取材しているところ。夕方のニュースで流れておりますた)
 照喜名先生、いっぺー、にふぇーでーびる。感謝でございます。ありがとう世田谷区、ありがとう文化庁、ありがとう沖縄教育庁。明日の組踊も楽しみっす。喜びの踊りを踊りませう。
 そんな感じで、ルンルン(死語)で民家園を後に。しかし、民家園から二子玉川の駅までバスで行こうと思ったのだけど、当のバスがぜんぜん来なくて、やっと来たバスに乗ったけど今度は物凄い渋滞で1時間以上かかってしまったのことよ。歩いたほうが早かったかも。いや、まじ。ま、おかげで二子玉川駅周辺をうろつく元気もなくなり、無駄な散財をしなくてよかったなりよ。人生うまくできとんなww