2012年 にゃ〜ごやぁ〜への旅

 20日の金曜日から名古屋へ三線的友人と二泊三日で遊びに行ってみた。メインの目的は、Okinawa A signe bar KOZAでやるよなは徹の『新春の唄会』に行ってみようということで。2Daysで1日目は古典、二日目はGuiterを入れて全然違う感じでやるということと、10月に京都で太鼓の大嶋さんから1月にまた名古屋で面白いことやるからと聞いていたのもあって。
 そういえば去年も全く同じ時期に名古屋(22日23日)ってたなぁと。言うわけで一年ぶりの名古屋。

 のんびり行こうかということで「ぷらっとこだま」ってのに初めて乗ってみた。時間はかかるけどのぞみより2700円くらい安くなって、ドリンク一杯付いてくる。へぇ〜。しかし、当日は朝から雪。新幹線は平気だったけど在来線はダイヤ乱れまくり。のんびりスケジュールにしておいて良かった。

 ホテルに着いて落ち着いた後、ちょっと軽く腹ごしらえでもするかと近くのそば屋「丁稚」へ。鰹の効いたシンプルなきしめんをツルツルと頂く。やっぱり名古屋ですから、蕎麦よりきしめん。冷えていた身体も温まっていい感じ。
 味噌煮込みうどんも心ひかれたのだけど、腹具合がそこまでって感じだったので。

◆1日目 2012年01月20日(金)
ソウゴンナルヒキハジメの夜よなは徹

 開演10分前に何かが起こるってことでしたが、果たして!!
 確かに何かがおこりました。が、「内緒にしろ」というお達しなので行った人だけのお楽しみということで。いや、もちろんよなは徹がナニかをしたわけですよ。サポートは、太鼓で。こんなの沖縄でも見れないでしょ。アハ♪

 第一部は、黒朝・はちまち姿で後ろに光史流太鼓保存会の大嶋章を従えて、完璧なる古典モードで、おごそかに。三線だけでもいい景色が浮かぶんだけど、太鼓が入ると景色がさらに広がるねぇ。沖縄行きたい…。
 かぎやで風恩納節(さきどしの〜)・揚作田(豊なる〜)の三曲。これは去年も同じだったから正月ソングのてっぱんなのかしらん?
 そして、(四つ竹=踊りくはでぃさ節の原曲になるのかな?)中城くはでぃさ節。これちゃんと聞いたのは初めて。なんか明るい四つ竹みたいな曲ねぇ〜って、12月に「玉扇の舞@玉城盛儀襲名披露公演」を見た時に思って後で調べたら原曲だったと。この曲をここで聴けると思っていませんでした。ありがとうございます。わーい!!
 そんな感じで作田系もやったりしてたっぷりと古典。30分弱くらいかな?

 第二部は、着物姿で一人で民謡を。
 よく考えたら全くのソロでやるLiveは、なかなか聴く機会が無いのでこりゃ珍しいとがっつり堪能。ギターが入ったりするのとは同じ唄でも全然違うのよね〜、というよりそもそもやる曲が違うのかな。お正月らしい古い唄を色々と選んでじっくり聴かせてくれました。「あやかり節」から始まって10曲くらいやったかな?
 個人的にヒットは「梅の香」を始めてちゃんと生で聴けたこと。凄く良かったなぁ〜。三線の響きもね。和音はそうやって出してんだとか。

 アンコールで「白雲節」おぉ〜、初めて唄うの聞いたかも。おととしのハイサイフェスタでみんなで唄ってるのは聞いたけど、それっきりかも。ぬふ♪そして、サポート・ギターの前濱YOSHIROを呼んでラストに盛り上がった。
 新曲:ブルーマウンテン(笑)
 まさかの昭和歌謡でくるとは!!♪若く明るい歌声にぃ〜と、唄い方もあんな感じで。もう会場大爆笑の大盛り上がり状態。こんな隠し玉を出してくるとは。まいった!

 そんな感じで一日目終了。楽しかったぁ〜!


 大嶋さんがしょっぱなに太鼓の横でなにやら妙なる調べを奏でる鐘を鳴らしていたのは、「明珍火箸」というものらしく名古屋駅前の高島屋の工芸職人展だかなんだかで見れるよと。ってなわけで次の日、覗きに行ってみた。ふふ、職人の世界は楽しいのす。ぷろだくと・でざいんの世界。
 写真は、その明珍氏が作った花器を置く台。ええねぇ〜、こんなのが似合うミニマルな部屋に住みたいす。春のテーマにしよう。ありがとう。


◆2日目 2012年01月21日(土)
サムライフタリヒキタオシの夜
出演:よなは徹前濱YOSHIRO(Gt)

 この日のOPNINGは「日傘踊り(花笠節〜安里屋節)」だった。うっはぁ〜、そうきましたか。そうですか。そーきましたかっ!!!!ってことで、どう唄うのかをじっくり聴いてみた。あぁ、タメイキ。ギターの絡みも中々いい感じでハマリ方はおいら好み。(唄持ちは跳ねる系。いいな、これ)
 そんな感じで最近のLiveではお馴染みの曲が続く。周りを見渡すと二日間l来ている人も何人か居て。あ、昨日もこの人居たなぁ〜って。

 YOSHIROのギターは、音空間をさらに広げる感じで熱くてパワーがあって弾けていて。後ろに居るというよりは、横に並んで広げたり、包んだり、時々前に出たりすっと引いたり。それでいて三線の音は必ずクッキリ浮き上がらせている音色選び。いいんじゃなぁ〜い?(ま、今回はPAの東江氏も一緒だったようで音がそうなのは当然か)パフォーマンスも楽しい。フロアのあおり方も良く知ってるww
 まだまだユニットとしては荒削りだけど、二人でやっていくうちにどんどん進化していきそうな面白さを感じたよ。

 そんな感じであっと言う間の2時間弱。1日目とは全く違うテンションで楽しませていただいた。私の中では、起=古典、承=古い民謡、転=日傘踊り(古典と+ギター)、結=ギターと新しい民謡・POPSってな感じで過去から未来へ繋げてぐるっと回って全部輪になって二日でワンセットの気分。違うことやるってinfoにもあるんだから、まるっと全部見たいわけで。へへ。
 面白かった〜!!やっぱり名古屋行っておいて正解。ここでしかやらないことが、ここでしかできないことがあってそれを楽しんでるって気がする。次も行っちゃうかなぁ〜?5月25日って言ってたかな。

 やぁ、やっぱり手羽先をいっぱい食べ散らかした二日間でした。
 しまった。味噌煮込みうどん食べ損ねた。(手羽先は揚げるより塩コショウで焼いたのが実は一番好きだったりする)

 関係ないけどJAS○A■って、ハイエナよりも性質悪いな。そんなわけでここではぼやかし気味で。