味やうびらん

 先日の忘年発表会の宴会の時のこと。「唄は、味が大事だから」と言われた。自分の唄うのを聴いていたか、と。それが大事だからそうやって自分のモノにして味を出さないとダメだよととある人に言われた。
 うーん。言ってる意味は分かるけど…。

 正直な気持ち、そう言われてもまだまだ無理。唄の基本が何かすらまだ全く分かって無くて、発声のことすらまだ何にも分かって無いわけで。暗中模索の中、さぐりさぐりしながら、ちょっと貰ったアドヴァイスなんかを頼りにここまで来てるわけで、100点満点で10点貰えたら快挙レベルかなと。さすがに5点くらいはあるかなって。そんな状態ってのは自分が一番良くわかってて、まだそんななのに「味」って言われても出来るどころか、わかるわけないし。
 とりあえず今は、先生のお手本とかCDとかそういうのを聴いて音程とタイミングと言葉を合わせるってことをやるので精いっぱい。それすら、ぜーんぜんなのに自分のモノにするなんてことを考える自体まーだまだずーーーーーーーーっと、先の話だと思うので。それからでもいいですか?
 
 そんなこと今はまだ全く考えもしてなかったし。まだそういうことには興味が到達するところへも行ってない。とーりあえず、三線の音程とリズムと流れがきっちりできて、唄の音程とタイミングと発声が先生のお手本通り、教科書通りにできるようになるようにするってことが、一番の課題だし、一番やりたい部分。やっとスタートラインに立つ許可が下りたかなってところでしょ、私なんて。そこには「自分」なんてあるわけない。私が今目指したい所はそこじゃない。
 ま、そんなの30年後くらいにあればいいかなって。

 ずーっと、モヤモヤしてたんんだけど書いたらすっきりした。