特牛Bランチお願いします!

と、言ったら"くてぃ節"を調弦Bで唄うこととします。焼き加減は、ミディアムレアが希望でございます。

 こんばんは、生の島ラッキョウは諸事情により食することができませんが、ピクルスにすると食べれることが昨夜扇町で判明いたしました。喜びの踊りを日傘踊りで表現したいと思います。ぱっぱや〜♪

 去年の秋口あたりから、琉球古典音楽っちうもんにちびっと真面目に向き合い始めたわけなのですが。根っからの御宅体質のワタクシですので、単に譜面見て唄うだけでは判らないめくるめく世界を知りたいと思って、ちょっとずつその扉を開けてみたりすーみーしてみたり、帯をゆるめてはだけたところをチラ見してみたりとしているわけなんですが。いやはや、いやはや。謎が謎を呼び迷宮の広さ深さに濡れ濡れでございますよ。
 古典だなんだってぴっちり正装して正座してかしこまって唄っているけど、歌の内容と言えば結構生臭いものも多いじゃぁないですか。ちょぴっと解釈のバイアスを変えれば、美しく見える唄も綺麗な花には毒があるってね。あ、違うか。きれいな花にあるのは棘で、毒があるのはきれいな蛙でしたっけ?
 全くもって、砕ける波の白さをみて若娘の歯並びを思い出してドキドキするって、どんだけ口しか見てないねんww それとか、川に目をやったら水浴びしている娘さんたちが居て思わず裸をみちゃって、慌てて「見てもーたー!!」ってハァハァしてまともに喋れてないとか。朝が来ちゃったよ〜、明るくなって見つかる前に帰んなきゃとか、さ。ま、所詮人間なんて、らら〜ららららら〜ら〜♪ですなwww もう、ますますその世界が大好きになりました。なんつーかまぁ、男子修道院的っつうか。ぶっせん的っつーか。

 さて、先月那覇で手にいたしました「嗣周・歌まくら」という御本と戯れて(ぱっと開いたところから読む遊び)おりましたわけでございますが、「コティ節」のくだりにこのような記述がございました。

 このこていとは、クテー牛、闘牛のことです。これを漢字では牡牛と書きますが、昔の工工四には特牛節になっているのもありました。昔の人の説では、牡牛を誤って特牛にしてあるという方もいれば、また、特大の牛だからこう書いてあるという方もおりました。それを問題をなくすために「コティ節」と仮名書きするようになったと、父嗣長は話をまとめていました。

 これを最初に読んだ時は、ほーへーそーなのかなと思っていたのですが先日全く関係の無いところで「特牛駅=こっとい駅」というのが山口県にあるということを知ったわけで。そりゃ、その漢字と読み方にはおやって思いますわな当然。で、国語辞典をひも解いてみたらば、

◆ことい〔ことひ〕【特=牛】
「こというし」に同じ。
◆こというし【特牛】
《古くは「こというじ」とも》頭が大きく、強健で、重荷を負うことのできる牡牛。ことい。こってい。こといのうし。

 おぉ、なりほそ。語源は同じでございますね、きっと。ひとつ賢くなった夜なのでございます。(でも、ステーキにしてもあんまり美味しそうじゃないね。)


そうそう、先日三越劇場で見た「蘇る琉球芸能 江戸上り」で演奏されていた御座楽(うざらく)のビデヲを見つけたぞい。貼っておくなり。(でも、この曲をやったのかどうか記憶に無い。プログラムは今手元になくてさ。2008年のだって)