はぢめての組踊


 まだ日のあるうちにテンブス那覇まで到着。さすが国際通り近辺は5時を過ぎて道の混雑もひとしお。余裕を持って動いて良かった。桜坂あたりのコインパーキングに車を放りこんで、外に出て深呼吸。ふう〜、今日はいっぱい走った。(って、最終的にはまた沖縄市まで戻るのだけどね)
 気になる看板を目に留めてちょっと写真を撮ってみたりしてたら、かわいこちゃんに会いましたよ。

 そんな、びっくりおめめで見つめられたら、ドキドキしますがなww

 さて、テンブスホールで観るのは、「尋藝能塾」の公演。沖縄遊びの相談をしているときにSちゃんが箆柄暦にのってたよと教えてくれたのだ。いやぁ、箆柄暦にはほんまにお世話になってます。さっそく電話して予約しておいた。

 演目は以下の四つ。きゃー、稲まづんが入ってるし。ドキドキ♪

1. 老人踊り かぎやで風
2. 古典女踊り 稲まづん
3. 組踊 執心鐘入
4. 喜劇 棒しばり

 やっぱり、あのしなやかな動きはやっぱりうっとりやね。オイラ、古典女踊りが大好きでし。そんでもって、組踊って実は初めて見たわけで。しかも、その組踊が立ち方(演者)も、地謡もぜーんぶ女子!!びっくりでつ。地謡の女子は、全員黒朝だし。ドキドキ♪
 いや、しかし鬼の役をやった人が凄かった。カッコ良かったねぇ〜。女から鬼に動きが変わる瞬間とか、ドキってしたもん。今まで舞踊っぽいしなやかなゆっくりな動きだったのが、いきなりドスン!!って。それと太鼓がSEとして結構効果的だったのよね。なんか、日本の能を彷彿とさせるものだった。なるほどね〜。ってか、この執心鐘入も「娘道成寺」の沖縄版だもんねぇ。

 そんで、喜劇の「棒しばり」は狂言にあるやつの沖縄版だね。太郎が太良(タラー)で、次郎が三良(サンラー)で。もちろんセリフはうちなー口なんだけど、半分くらいは字幕が出るし、話の流れとか振りとか、後知ってるうちなーぐちとかもあるので結構わかる。喜劇なので現代の話題も取り入れてるし。
 Sちゃんと、ゲーラゲラ笑って見てますた。いや、本当に面白かったよ。
 途中で地謡が全部引っ込んじゃったのでなんで?って思ったら、演者が三線と太鼓をやったりして、まぁ、劇中でそういうシーンがあるからなんだけど。演者も楽器できるんだね。へぇ〜。
 面白いね。もっと、もっと色々見てみたいと強く思った。来月の国立劇場@東京が楽しみだ!!

 会場から出て来たら、入口に演者が全員集合してお見送りしてくれる。鬼女をやった人には思わず挨拶しちゃったし。そんでもって、やっぱり一番人気は棒しばりの太良と三良をやった兄ちゃんたちだった。舞台に出てきた時も、おびゃちゃん達の拍手と声援が凄かった。出口でも次から次へと写真をばしばし取られててさ。

 さて、興奮さめやらぬアドレナリン大放出中のオイラたち。お腹が空いている筈なのに、それがいまいちピンとこない。交感神経活発に活動中。で、そんな興奮した頭でついふらふらとTシャツ屋。いろいろ買ってしまいそうになるのを、いかん、いかんと抑制しながら辛子色のロンTを一枚ゲット。Tシャツは恐ろしい枚数持ってるので買わない宣言してあるのだが、ロンTは意外に持ってないのでえへへ。

 晩御飯は、「どぅるわかしー」がおいしい店としてmkりんおすすめの壺屋の「ちんぬく」へ行くことにした。まさか、あんな展開が待っていたとは!!あぁ、沖縄ステキだよ!愛してるよぉ〜ん♪